千変万化の剣
その翌日のこと
「宣戦布告?」
幸大が聞き返す。
「うむ。
しかも、二国からだ。」
「二国?
一体、どこから何ですかい?」
ベンケイが訊く。
「1つは、シンだ。
そして、シンの隣国、
ミン
という国だ。」
「ミン!?」
「ネネ、何か知っているのか?」
「ミンは亜人種に敵対する国ではないはずだ。
シバイめ!」
「宣戦布告の内容は?」
「それが、
亜人種の絶滅のため、シン、ミンの連合軍は一週間後、ジパングを攻める。
連合軍は全兵力をもってジパングを駆逐する。
降伏、投降は認めない。
と言った内容だ。」
「二国の連合はまずいですね。」
クノイチが言う。
「ミンはそんなに強いのか?」
「現在のジパングの兵力を全てぶつけてなんとか勝てるほどの力だ。
シンと組まれては勝ち目はほぼない。」
「一週間後、か。
そんな短期間にそれだけの勢力に対して有効な策なんかない。
…万策尽きるとはこのことだな。」
「…幸大、お主だけが悩む必要はない。
我々だとて知恵くらい絞れる。
一人で考えこむことはない。」
王女が言う。
「ああ。
俺は少し部屋で休ませてもらう。」
「宣戦布告?」
幸大が聞き返す。
「うむ。
しかも、二国からだ。」
「二国?
一体、どこから何ですかい?」
ベンケイが訊く。
「1つは、シンだ。
そして、シンの隣国、
ミン
という国だ。」
「ミン!?」
「ネネ、何か知っているのか?」
「ミンは亜人種に敵対する国ではないはずだ。
シバイめ!」
「宣戦布告の内容は?」
「それが、
亜人種の絶滅のため、シン、ミンの連合軍は一週間後、ジパングを攻める。
連合軍は全兵力をもってジパングを駆逐する。
降伏、投降は認めない。
と言った内容だ。」
「二国の連合はまずいですね。」
クノイチが言う。
「ミンはそんなに強いのか?」
「現在のジパングの兵力を全てぶつけてなんとか勝てるほどの力だ。
シンと組まれては勝ち目はほぼない。」
「一週間後、か。
そんな短期間にそれだけの勢力に対して有効な策なんかない。
…万策尽きるとはこのことだな。」
「…幸大、お主だけが悩む必要はない。
我々だとて知恵くらい絞れる。
一人で考えこむことはない。」
王女が言う。
「ああ。
俺は少し部屋で休ませてもらう。」