千変万化の剣
「何故だ!
確かに貴様はその小娘ごと…」
「斬りたいものを斬れる剣。
それが千変万化の剣だ。
つまりは、斬りたくないモノは斬れない。」
「何故だ!
なぜ、なぜ私が負けるのだ!
人間も亜人種も超えた私が…」
「お前がどれだけ頑張ろうと人間のままなんだよ。」
「死ね!
貴様ら全員が死ねば良いんだ!」
シバイが立ち上がる。
ガンッ、
椅子を蹴り飛ばす。
「これで、全て終わりだ!」
椅子の下に隠されていた石のスイッチを押した。
ゴゴゴゴゴゴゴッ
「城は崩れる!
ここで私もろとも皆死ぬんだ!」
「そうはさせねえよ。」
「皆、終わるんだよ!」
「千変万化。」
巨大な剣に変わる。
「崩国、国斬り!」
ザァンッ、
大きな切断音。
次の瞬間、
ドゴーンッ、
「な、何!?」
「城が真っ二つ…
あり得ん!」
落下しながらシバイが叫ぶ。
「お前ら!」
幸大が王女、イヨ、ネネ、クノイチを抱きかかえて落下した。
ドサッ、
「無事か?」
「うむ。」
「ああ。」
「無事です。」
「あ、ありがとうございました。」
「イヨは礼儀正しいな。」
「いってぇー!」
「あ、ベンケイ。
大丈夫か?」
「忘れてたのかよ!」
「幸大!」
ネネが呼ぶ。
そこにはシバイの姿。
「死んでるな。
落下したその上から、剣が落ちたのか。」
「この剣は…確か…
ワコクの王位継承者が受け継ぐ宝剣だと思います。」
クノイチが言う。
「シバイよ。
皮肉だな。」
王女が言う。
確かに貴様はその小娘ごと…」
「斬りたいものを斬れる剣。
それが千変万化の剣だ。
つまりは、斬りたくないモノは斬れない。」
「何故だ!
なぜ、なぜ私が負けるのだ!
人間も亜人種も超えた私が…」
「お前がどれだけ頑張ろうと人間のままなんだよ。」
「死ね!
貴様ら全員が死ねば良いんだ!」
シバイが立ち上がる。
ガンッ、
椅子を蹴り飛ばす。
「これで、全て終わりだ!」
椅子の下に隠されていた石のスイッチを押した。
ゴゴゴゴゴゴゴッ
「城は崩れる!
ここで私もろとも皆死ぬんだ!」
「そうはさせねえよ。」
「皆、終わるんだよ!」
「千変万化。」
巨大な剣に変わる。
「崩国、国斬り!」
ザァンッ、
大きな切断音。
次の瞬間、
ドゴーンッ、
「な、何!?」
「城が真っ二つ…
あり得ん!」
落下しながらシバイが叫ぶ。
「お前ら!」
幸大が王女、イヨ、ネネ、クノイチを抱きかかえて落下した。
ドサッ、
「無事か?」
「うむ。」
「ああ。」
「無事です。」
「あ、ありがとうございました。」
「イヨは礼儀正しいな。」
「いってぇー!」
「あ、ベンケイ。
大丈夫か?」
「忘れてたのかよ!」
「幸大!」
ネネが呼ぶ。
そこにはシバイの姿。
「死んでるな。
落下したその上から、剣が落ちたのか。」
「この剣は…確か…
ワコクの王位継承者が受け継ぐ宝剣だと思います。」
クノイチが言う。
「シバイよ。
皮肉だな。」
王女が言う。