千変万化の剣
そして、全員が飲んで騒いで、止まって行くことになった。



「で、なんなんだよ、これは。」


用意された寝床は布団が5つ。


「妾が、幸大の、隣じゃ〜」


「いや、酔いすぎだから!」


「ふんっ、幸大は私と一緒に寝るのだ。

虎姫は屋根で寝ていろ。」


「ネネも酔ってるのかよ!?」


「まぁ、この二人は競って飲んでいましたから。」


「クノイチは平気なのか?」

「酒を飲んでも、酒に飲まれない。

忍の基本です。」


「そうか。」


「ですが、幸大さんの隣を酔っ払いに譲る気はありませんよ?」


「イヨ、なんとかしてくれ。」


「らめれす!

らいたい、幸大しゃんがちゃーんとしたたいろをとららいからこーゆーころになりゅんれふ!」


「イヨがめちゃめちゃ酔ってる!」


「ですが皆さんの中で一番少ないはずです。」


「酒に弱いのか。」



「幸大!

御主は妾と寝たいよな!」


「幸大!

私と一緒に寝るのだ!」


「幸大しゃん!

たまにはわらしらけ独占しれもいいれすよね!?」


「面白そうですね。」



「だーっ!

さっさと寝れよ。」
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