我が家の甘々執事サマ☆
カタカタとタイピングの音がする。手続きをしているのだろうか。
「よし、大丈夫。明日辺りにそっちに着くわ。皆と仲良くね?」
フフッと笑顔が目に浮かぶお母様。
―――ん?みんな?
「じゃ、これから会議だから。爺やのことはまた状態を教えてね」
「えっちょっ…お母様」
聞き返すことがあるのですが。話を紡ごうとしても、聞く耳もたず。
プチッ――ツーツー…
切られた···
「お嬢様…?」
松田医師の言葉なんて聞こえない。
わたしはただ、ミンナと言う言葉にかなり胸騒ぎを覚えていた。