我が家の甘々執事サマ☆
「父ね。悪いけど行ってくるわ。結愛、昼休みひとりじゃん」
ちなみに今日は秀はクラスメイトに誘われてサッカーをするらしい。すっかりクラスに馴染んでいる。
「オレ断ろうか」
申し訳なさそうな秀だけど、正直らしくない。
「いいよ。わたし何歳扱いなの。大丈夫。図書室いるし」
笑って見せると、「ならいいけど」とふたりは似たように笑った。
「じゃあとっとと済ませてくるわ」
遠くでラーメンを食べているクラスメイトが声を張る。
「秀、食べたらグラウンドな」
「お、おぉ」