我が家の甘々執事サマ☆


――好い人そうです、これならうまくやれます。ちょっぴり頼りないけど。


「わかりました、ではのちほど」


最後までニコニコしながら階段を降りていく彼。


わたしは待たせちゃいけないと淡い黄色のマキシ丈ワンピースに身を包む。


「さぁ、参りますか」


鏡の前で軽く微笑み、ドアノブに手をかけると。


「はぁ?一緒に寝てきただと!?」


怒号が響いてきた。明らかにさっきの事を言っているらしい。怒られているのが先ほどの彼か。


でもそれより…二人いるの?


わたしは足早に階段を降りていく。


するとキッチンで見た景色は―――

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