我が家の甘々執事サマ☆
SIDE·ハルト


『ハルトにも好きな人いるんだ?』


びくりと肩が跳ねた。前触れもなく言い出さないで欲しい。心臓に悪い。

「あなたです」とそう即座に告げることができたらどんなに楽だろうか。


執事 と お嬢様

この壁を払うこと。きっと、これは慧斗も秀も望んでいることなんだろうな。


「いますよ」

「そうだよね。聞いていいかな」


ドキリとした


「好きになるって…どんな感じ?」


そっちかよ……

びっくりさせないで欲しい。



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