我が家の甘々執事サマ☆
★6日目
パーティーとドレスです。
いよいよ、本日は十六夜高校開校記念祝賀パーティーの日。
「まだかよ」
「秀、女性は時間がかかるだろう」
「慧斗の言う通りだ。にしてもちょっと遅いな」
すみません!お嬢様とか言われています、百瀬結愛です。
しかしわたしは、ドレスとかヒールとか慣れないので着るのだけで苦労するんです。
「結愛さま、まだ……」
――シャッ
慧斗が再度声をかけた時、わたしは躊躇いなくカーテンを開いた。
「いっ、いつもと違うから笑うなら笑ってくださいね」
わたしちっさいし、似合わないことなんて自覚済み。
スタイルならまなかの方が断然……言ってて悲しくなってきた。