我が家の甘々執事サマ☆
「ち、ちょっと待ってください。4人がですか?」
あたふたしているわたし。5人で暮らすの?嘘、同じような年齢の人たちなのに?
「落ち着けよおじょーサマ」
ぽんと肩に手をかけてくる口の悪い長身執事さん。落ち着けるはずがないじゃないですか。
「奥さまと旦那様に頼まれておりますゆえ、ご了承願います」
跪くしっかりした執事さん、お父様には逆らえないしそれに申し訳なくなってわたしは
「わかりま…した…」
と返事をしてしまった。なんだか腑に落ちない気もする。
すると、「そうこなきゃだな」と口の悪い執事さんがニヤッと意地悪そうに笑った。