我が家の甘々執事サマ☆
Shall we dance?です。
「やだー!アリサちゃんとこの結愛ちゃん?立派になったわね」
「美人ね~ママに似て。ウチの祐太郎どう?いやね、冗談よ」
なんて何件かご挨拶をしているうちに、例の方と目があってしまった。
「こんにちは、結愛ちゃん」
「シンくん」
眞輝くん。
今日は白いタキシードに身を包み、いかにも紳士で貴公子って感じ。パーティー慣れしているみたいだ。
「思い出してくれたんだ。嬉しいよ」
爽やかすぎる微笑みがまぶしい。
シンくんは前から女の子には優しかったっけ。
「えぇ。昨日はすみません」
「いやいや」
「……あんま近寄るな」
イライラモードの秀を必死におさえる琉叶と慧斗。
なんでそんなにイライラしてるんだろう?
「呼ばれてたんですね」
「十六夜の男子制服はウチ(階城)の父親がデザインしたから。今年は運良く俺の高校も休みになってね」