我が家の甘々執事サマ☆


“この中の誰かの中にあるんじゃない?”


その言葉にハッと目を覚まされたような気がした。


「まぁ、今後は良きビジネスパートナーになれたらいいかな」


じゃあ頑張って、とひらりと手を振って去る眞輝くんの背中をみながらぼんやり。


「結愛さま?」


ぴょこっと出てきた琉叶くんに笑いかける。

けど、きっと今のわたし上手く笑えてない……。


琉叶くんへの感情は本音を言うと他の三人とは違う。
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