我が家の甘々執事サマ☆
さよならの日になるんじゃないかと唇を噛みしめる。
「しおらしいのは似合わねぇよ」
ひらりと差し出されたのは、紙?
「これ?」
“ハッピーランド*入場券”
綺麗に5枚。ハッピーランドは行ったことがある、遊園地のチケット…!
「秀!」
「早く別の動きやすい着替えてこい。置いてくぞ」
右手を上げながらドアに向かって歩く秀。
「今日だけ」
「え」
ドアの前で立ち止まり、くるりと振り向く。
「お嬢様、じゃなくて女の子、にならせてやるから」