我が家の甘々執事サマ☆
「いらないの…?なんというか…えぇ」
返事をしなくてもいいけど、今日1日は覚えておかなきゃならないらしい。
「結愛のことだから、どうせ答えはまだだろうし。ややこしいことに、答え聞いたら俺はクビになるんだよな」
出会ったときと変わらない、でもすこし柔らかいような『ニヤッ』。
「だから、内緒な」
人差し指を立てるに仕草が思いの外どきりとした。
薄暗いその中で、なんだか秀が特別に見えた……気がした。
ねえ、わたしの心に
答えなんてあるのかな?