我が家の甘々執事サマ☆
「慧斗の料理に味が慣れてるってことに気づいた時、嬉しかったんだよね。爺やにもこれから薄めに頼まなきゃだ」
「結愛さま」
名前を呼んで、頭をぐしゃぐしゃになるまで撫でる。
「ちょ、けい…」
くすぐったそうに上目で見上げる彼女への想いは、
まだ、伝えるには早い
「さみしくなります」
「うわ、髪乱れ……」
風でふわりとなびく髪。あったかい眼差し。
どれも、好きだ。
「慧斗がぐしゃぐしゃしてくれるの好きなんだよね」
へらへらっとしてんな。