我が家の甘々執事サマ☆
世界で1人のシンデレラ。
シンデレラに門限があったように、楽しい時間にもやはり終わりが訪れるわけで。
「うわ、空がピンクだ」
琉叶くんが見上げた先には夕焼けでピンクがかった雲。
「もう、そろそろだね」
ぼそりと呟いたわたしに「だからさよならじゃねーよ」と秀。
「それはそうだけど……」
ゆったりしたバラードの着メロが鳴った。MIAの『願い』わたしのだ。
「もしもし?」
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世界で1人のシンデレラ。