我が家の甘々執事サマ☆
わたしはとたんに恥ずかしくなって顔を反らす。
すると取り囲んでいたみんなが一斉にハルトを非難しだした。
「ズルい!ハルトにぃズルい」
「抜け駆けは感心ならないです」
そんな中で、ハルトはわたしの方を向いて微笑んだ。すごく優しい笑顔で。
「ライバルもいますし、前途多難ですがね」
「え?」
「いいえ、なんでも」
ねえ、神様?
世間って案外せまくて
未来って案外
近くにあるのかもしれない