我が家の甘々執事サマ☆
真っ赤にしてうんと頷くあたり、まだ照れ屋さんだ。
でも、きっとこれからはかっこいい琉叶くんになるんだろうな。
「結愛ちゃん、もう遅刻すんなよ」
肩に手を置かれて見ると秀。ニヒルな笑みは最後まで変わらず。
「しません。爺やが起こしてくださいますから」
そもそも遅刻の原因のほとんどが秀なんだから、と言いかけてやめた。
「……ありがとう」
大胆で変にツンデレ。
さらに口が悪いけど…一番助けてくれた。
「ハルトに泣かされたらいつでも胸貸してやっからよ」
「ないと思うけどね」
「だよな」
不器用だけど、その優しさがあれば大丈夫。