我が家の甘々執事サマ☆
「よろしいですか?」
伺うように微笑みを浮かべたハルトにわたしはにこやかに「えぇ」と応える。
「改めて契約内容を承諾ということでよろしいですか」
こくんと頷く。するとその拍子に背中から人のぬくもりを感じた。
「え」
振り向くと満面の笑みの琉叶くんがぴっとりとくっついている。
「今日からよろしく!」
はしゃぐその姿に「離れろ」と秀がわたしからはがす。あ、ちょっぴり残念。かわいい男の子なら構わないのに。
「私たちは、butlerの事務所で講座を受けてから2~3家くらいしか実践がない新米です。お手柔らかに」
なんて苦笑する慧斗。