我が家の甘々執事サマ☆
★1日目

学校に参りましょう。


「うぅ…ん……」


朝の光というのはどうしてこう残酷なのでしょうか。

学校、行かなきゃ。


百瀬結愛。百瀬財閥の一人娘。両親は海外住み。只今ベッドの上で着替えの支度を――


「寝起きもかわいーけど、寝坊はよろしくないね」

「……っ、あぁ!!」


でっ、出たあああ~…。昨日の夜の一件から決まった“危険人物”な執事さん。


「出てってください」

「ふーん、そんな口利いていいの?折角起こしに来たのに」


いつものニヤッと笑いで近づいてくる秀。色っぽいというのか…そんな瞳がわたしを写す。


朝から心臓に悪い。


「クラスメイトが迎えに来たのに」
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