我が家の甘々執事サマ☆
「名字言えばわかるかしら?十六夜 愛菜架(イザヨイマナカ)」
「ん?十六夜…」
そうなのです。
わたしの親友である…まなかこと十六夜 愛菜架、は十六夜高校理事長の娘さんです。
そのわりには、高飛車じゃなくて、ありのままの姿でいてくれるまなかとは仲良しだ。
「マジかよ。じゃあお前か?試験パスで入れてくれるように細工したの」
「それは父が。百瀬にはお世話になってるし、butlerの評判も、あなたのデータも知ってるわ」
ふたりが話をすすめるなか、わたしたちは学校についた。
「オレ、何組だ?」