我が家の甘々執事サマ☆
『おらおら、席につけー』
担任の声でみんながぞろぞろと席につきだす。
私立とはいえ、あんまり公立校と変わらない校風が十六夜のスタンスだ。
『今日は転入生を紹介する』
…ちょっとの間忘れてた。
もうひとつの厄介なことの正体。
扉が開いて、入ってきたどことなく軽い感じのの風貌はどう見ても。
「藤坂秀です。すこしの間ですがよろしくお願いします」
「じゃあ…席は百瀬さんのお隣で」
···も、ヤダ。