我が家の甘々執事サマ☆
『というわけで。一週間だが、仲良くしてやれよ』
ユルい担任の挨拶で朝のホームルームはおしまいとなった。そのとたんに。
『秀くん、ここの編入とか頭いいんだね~』
『彼女とかいるの?』
『普段通ってる高校は?』
女子たちが一斉に群がり、秀を質問攻めする。
ニコニコしながら可愛らしい感じで問う彼女らの反面。
当の本人はうんざり、正直「うるさい」とさえ感じていた。(顔には出していないが、なんとなくわかる)
「あー…あのな」
やっと秀は口を開いた。