我が家の甘々執事サマ☆
「そりゃあね。あんなに藤坂くんまとわりついてたらねぇ」
聞き覚えのあるソプラノボイスに顔を後ろに向ける。
「お邪魔しまっす」と勝手に上がるまなかの姿。
「まなか」
「お疲れ結愛。あ、はい差し入れ、にしても執事四人もいるんだ」
淡々とローファーを脱ぎ、リビングに向かうまなか。ハルトと慧斗には一応友達だと紹介した。
「今日はすごかったよ、藤坂くん」
「なにしたんだ?秀」
ハルトの目がギロリと光る。