我が家の甘々執事サマ☆
5分後。
残ったのは秀の痛々しい傷痕と迷惑な親友。
まなかはハルトと慧斗に朝の例の一件、その後のこと(クラスメイトに誤解された、慧斗のうっかりによりお弁当のおかずが一緒事件)を語った。
「あーあ、久しぶりに楽しい学校生活だった」
心底楽しんでいるのだろう。わたしの不幸なのに。
「あー楽しかった。それじゃ、帰ろうかな」
嵐のように来ては嵐のように去る我が親友。
「また明日ねー」
満面の笑みがかなり恐ろしいですけど…。
「うん」