我が家の甘々執事サマ☆
ご本人、琉叶のご帰宅でございます。当然、こんなことになっているだなんて何も知らない琉叶は……
「ただいま帰りました、結愛さまにお客様?」
廊下をいつもの調子で歩いてきて、リビングに顔を出した瞬間だった。
「るっ、琉叶さん」
勢いよくギュッとサッカーで汗ばんだ身体に朔ちゃんは
「えっ」
大胆にも、抱きついたわけで。
∬
「そうならそうと言って良いのよ」
抱きついてからしばらくして、わたしは琉叶くんに微笑む。年齢差あるけどお似合いだよ、このふたり。
「結愛さま、カンチガイです」