我が家の甘々執事サマ☆
湯気がたちこもるお風呂は、二人で入っても余裕があるくらいだった。
「すごいお風呂……」
「母の趣味なの」
ちなみに我が家のお風呂は照明がシャンデリアで泡風呂、バラ風呂し放題の広々、煌煌としたもの。
「我ながらうちの母おかしいから」
「そうですか?キレイですよ」
こういう時でも朔ちゃんはお世辞を言ってくれる。
いや、だってよくわからないオブジェがその辺りにに散乱しているのに。
「朔ちゃんはしっかりしてますね。さっきも電話一本でOKだなんて、信頼の証拠ですね」
「いいえ、百瀬のお名前を拝借いたしましたから」