我が家の甘々執事サマ☆
「安心して」
ボディソープをプッシュしながら朔ちゃんの方を見ると、眉を下げてお湯につかっていた。
「結愛さんだったら、勝ち目ないですからね」
そう言った彼女の頭をぽんと優しく撫でる。
「あと、琉叶さんを連れ戻しには、来ていないんです。わたし」
ぺこりと「お騒がせしました」と頭を下げている。
「butler(ハルト達所属執事の事務所)から、琉叶さんが女の子の家に仕えることになったって…聞いて」
不安になっちゃったんだ。朔ちゃん。
「でも、久しぶりに琉叶さんに会えました。ありがとうございます」