Eternal

そういえば
もう夜だった事に気付く。

「龍也から全部聞いたのか?」
私の隣に座り、陽が呟くようにいった。
暗闇の中で話す陽の表情が見えなかった。

「うん。龍也ごめんって言ってた」
「そりゃそうだろ。自分が蒔いた種なんだから」
「でも、私も悪いよ。」
「龍也は、こころは何も悪くないって言ってただろ?」
「何で知ってる?」
「それは…」「また龍也がこの場所教えたの?」「……ああ」

正直龍也にはありがたかった。
でも…ゆるせない部分もあった。


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