Eternal
それから入学式が終わるまで優志と話していた。
仁の普段の行動とか言動は、すべて私との惚けだったことも知った。
「こころちゃんは仁の事どう思う?」
「私?………」
[好き]なんて…さすがに恥ずかしい。
「わかった!好きなんだよね?」
「最初からわかっていたんでしょ?意地悪っ」
「まあね!あと、」
その後の言葉で私は愕然とした。
「あの集団の中に居たの?!」
声が大きくて周りからの視線が痛い…
にもかかわらず、私より大きな声で爆笑している優志が
「その後も何回も見たよ!みんなも知ってるし、瑠美ちゃんと二人で有名だよ?」
なんて言うから、私は顔が真っ赤になっていた。