湖に咲く 一輪の薔薇




「それは無理です」


















『え?』


今さっきと違う男が言う。





「恋華さんが居なくなったら見捨てるなんて出来ません」




「恋華さんは大切な仲間ですからっ」









涙が出そうになった。

あたしを見てくれてる。



そう思うと、泣けてくる。







『ありがとう』


でもあたしは泣かない。



人前で泣いたことはない。









水樹「よしっっ!お前ら、宴だぁーっ!」





「「「「うおぉぉぉぉぉ!!」」」」







こうして宴は始まった。








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