湖に咲く 一輪の薔薇
拓巳「ご飯食べていいからね」
あたしが一人突っ立っていると拓巳が近寄ってきてそう言った。
『え?あ。うん』
あたしの目の前には沢山の食べ物が並んでいて、逆に吐きそうになる。
『そーいえばさっ!その………初代総長は来ないの?まだ来てないっぽいけど?』
拓巳「うん。IT社長してるからさ、遅くなるって」
『あ。そうな―』
あたしが返事をしようとした時。
初代総長…――……もといIT社長がやってきた。