恋愛革命 1





時々、話を聞かないクラスメートに対し肩身の狭い思いで一人授業を行っている先生方をみると切なくなる時がある





だが、他のクラスに比べこのクラスは授業に出席している人達が半数以上いる為、まだマシな部類に入るのかもしれない










本当…毎日ご苦労様です












とか他人事のように教師に同情しつつ、私自身も授業を真面目に受けている振りをして話をまともに聞いている事などほとんどないに等しい





というより、たとえ話を聞こうという気持ちがあっても周りが煩すぎて聞こえない……つまり、聞こうとするだけ無駄だという事だ





それでも他の生徒に比べ、話し方や制服が乱れていない事も含め、特にこれといって授業を妨害する行為をするわけでもないため真面目に授業を受けているように見えるのだろう、他の生徒よりも優しく接してくれるし気にかけてくれる先生方も多い





まぁ…それを狙って大人しくしている確信犯なのだが





などとどうでも良いことを考えつつ、家から持ってきた弁当を鞄から取り出し、昨日の夕飯の残りを詰め合わせた残り物ご飯を口に運ぼうとした、その瞬間、扉が外れるのではないかという程の勢いで教室のドアが開かれ……





「ビッグニュース!!!!!!」





毎度騒動の原因を作るトラブルメーカーなる人物がやって来た






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