本当はね
私もだ。



生まれてからずっと好き。



優しいサトちゃんが好き。



気がついたら、私の心の中は、サトちゃんでいっぱいで、



どうしようもないくらい好き。



好きなのに



私の思いを伝えることができない。



『キャベツ:カナコさん、その片思い中の人に告白しました?』


『カナコ:いや・・まだ私怖くて』


『キャベツ:俺、決めました。明日彼女に告白します。カナコさんもドカーンと気持ちをぶつけましょうよ!』


『カナコ:でも、断られたら・・・』


『キャベツ:そんなこと言ってたら前に進めませんよ!』



サトちゃん、かっこいいし優しいから絶対モテるし、私なんかに告白されても迷惑なだけじゃないのかな・・・。



この気持ち、サトちゃんにぶつけたらサトちゃん、どんな顔するだろう。




『カナコ:私なんかに告白されて、迷惑じゃないですかね』


『キャベツ:大丈夫ですよ。あなたはもっと自信を持ってください。心配しなくても貴方はかわいいし、優しい心の持ち主ですから』




キャベツ・・・さん?




返事を書こうとすると



****キャベツさんが退室しました****


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