[続]嘘から始まる恋
「あー、眠てぇ」
お昼を食べて満腹になった瞬くんは大欠伸をしながら横になった。
「…って、瞬くん!?」
「なに?」
「なにって…」
横になった瞬くんは私の膝に頭を置いた。
「予鈴鳴ったら起こして」
ドキドキとパニクる私の心臓なんかお構いなしに、瞬くんは気持ち良さそうに目を閉じた。
「……バカ」
ボソッと呟き瞬くんの頭に優しく触れる。
茶色い髪が風になびく。
本当、キレイな顔立ちしてるな…。
こんな人が私の彼氏とか嘘みたい。