[続]嘘から始まる恋
ソファーに座らされ、瞬くんは飲み物を取りに冷蔵庫を漁っている。
瞬くんの家には何度もお邪魔していて、瞬くんの家族とも仲良くさせてもらっている。
なのに瞬くんが変なこと言うから、二人っきりなことに緊張してきたじゃん!
「あれ?緊張してんの?」
ドカッと私の隣に腰を下ろし、緊張で固まる私の顔を可笑しそうに覗いてくる。
「まさかー…。それより水結ちゃんは遅いね」
アハハ…と笑いながら必死で話題を変える。
「部活だろ?」
シレッと言い、持ってきたお茶を飲む。