[続]嘘から始まる恋
「見たってそれだけ?」
まさかキスしてたの見られてないよね!?
「それだけって?」
不思議な表情をするお母さんに安心する。
この様子じゃ見られてない…?
良かった〜と安堵して、家の中に入る。
「あっ!もしかして…」
大きな声を出すお母さんにビクッとし振り返ると、嬉しそうに「チューのこと?」と、耳打ちしてきた。
やっぱり見られてんじゃん!!
思わず顔を真っ赤にする私をお母さんは爆笑した。