[続]嘘から始まる恋



「うん。赤月はどうしたの?」


「俺は忘れ物してさ」


ハハッと苦笑し、自分の机の中を探る。



「あった」


そう言って携帯を取り出した。



「赤月って何の部活入ったの?」


純ちゃんが携帯をズボンのポケットにしまう赤月くんに話し掛ける。



「バスケだよ。前の学校でもやってたから」


「へぇー。私、運動神経ないから羨ましいな」


部活でもスポーツするなんて…と言うと、「確かに、理子は運動音痴過ぎ」と、爆笑する純ちゃん。



ひどい…!!



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