[続]嘘から始まる恋



私は慌てて鞄を持って、瞬くんを追いかける。



「瞬くん?」


廊下を先々歩く瞬くんの手を握って、顔を見つめる。



次の瞬間、ちゅっと唇を塞がれた。



「隙あり」とニヤッとする瞬くんに対して、私は顔が赤くなる。



「何すんのー!?」


こんなとこでいきなりキスするなんて信じらんない!


心配して損したよ。



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