[続]嘘から始まる恋
そう話しているとチャイムが鳴り、ホームルームの為に先生が教室に入って来た。
「純ちゃん、戻らないと」
「はいはーい」
面倒臭そうに純ちゃんは自分の席に戻って行った。
「芹沢さんって、成瀬が好きなの?」
席に戻った純ちゃんをチラッと見ながら、小声で話しかけてくる赤月くん。
「違うよ!純ちゃん、彼氏いるし」
慌てて返事すると、「そうなんだ」と呟いた。
でも、あれだけ瞬くんのこと熱く語ったら勘違いするよね…。