[続]嘘から始まる恋
「なっ!?な、な何言ってんのー!?」
カァーッと顔を赤くする私を裕也くんは可笑しそうに笑う。
「何してんだ?」
真っ赤な顔して…と怪訝な顔つきで瞬くんが近付いてきた。
「本当のこと教えてあげてたんだよ」
「本当のこと?」
「あーっ!!裕也くん!純ちゃん、教室で待ってんじゃないかなー?」
裕也くんの腕を引っ張り、2組の教室へと向かわせる。
「じゃーね!バイバイ」と手を振り、裕也くんと急いで別れた。