[続]嘘から始まる恋
「ちょっと瞬くんいい?」
ソファーから立ち上がり、お母さんと話す瞬くんの腕を引っ張る。
「どうしたの?」
びっくりするお母さんを無視して、無理矢理ソファーから瞬くんを立たし、自分の部屋へと連れていった。
「なんだよ?」
「瞬くんのバカ!」
「はっ?何でだよ?」
意味が分からないといった表情をする。
「あれだけ恥ずかしいこと言わないって約束したじゃん!」
「言ったか?」
やっぱり無自覚!?
いや、でも王子様キャラならあんなこと言っちゃうのか…?