空音
 その言葉を聞いて後、僕は自然と泣いている妃奈を抱きしめてこういった
「妃奈。僕と付き合ってください。僕はあなたに恋をしました。あなたがよければ僕と一緒にいてください。」
妃奈を守りたい。妃奈とずっと一緒にいたい。
僕は今の気持ちを正直に妃奈に告げた。
「私いつかいなくなっちゃうよ?淳二からはなれていっちゃうんだよ?」
妃奈はこんな時でも僕の事を考えてくれている。
「大丈夫。妃奈はもう絶対に離さないから。僕が全力で守るから。だから僕と一緒にいて下さい」

妃奈は僕の腕の中で、静かに
「はい」
と返事をした。
そして僕はそんな妃奈にキスをした。
観覧車が1番空に近づいた時に。
空の音が祝福してくれている夜景の中で。


妃奈?あなたは僕が守るから。そう心に誓って心に決めた。
妃奈は今どうしてる?守る事の出来なかった僕に怒っているかな?
あなたとの想い出はこれからも一生なくならないよ。
妃奈。一生懸命生きてくれてありがとう。
今でも世界で1番愛しているよ。
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