恋の法則
と、同じくらいに
パチンッと電気がつけられた。
暗かった教室に灯りが広がる。
私はビックリして肩を震わせた。
「誰がネクラだ」
後ろから足音が近付き
隣の席に藤沢が腰を下ろした。
仏頂顔だ。
私は…あははと笑った。
「…藤沢…さん☆」
きゃぴって誤魔化す。
「キモチワルイ」
藤沢は今度は顔をしかめ、椅子を引いた。
…キモチワルイって
ひどすぎじゃないか…?
体全体で拒否っている藤沢に頭がくる。
「アンタねぇーっ!
それはないんじゃない?乙女に対して!?
アンタが勝手にいなくなるから悪いんじゃん!」
私はふて腐れて藤沢に一気に文句を言ってやった。
自分が先にひどい事を言ったのは
…置いといて。