Five LOVE☆
「悠月?
イルカショーあるって。
行く?」


「うんっ!!」


一斉に水の中から飛び出してくるイルカたちを見て、子供みたいにはしゃぐ悠月。
可愛すぎんだろ…


イルカショーを楽しんだ後は、外の遊園地の観覧車やらジェットコースターやらに乗って楽しんだ。


帰りの車内では悠月が運転している僕の横でスゥ…と寝息を立てて熟睡していた。

「悠月。
起きろ。
着いたよ?」


肩を少し揺すっても、起きる気配なし。

無理矢理起こすのも可哀想なので、抱っこして家のベッドに寝かせてやった。


「可愛い寝顔してんな…」


なんだか、悠月を見ていると、飽きない。

それに…詞が自然に頭に浮かんでくる。


僕らにしか作れない曲を作る
をコンセプトに、僕らは頑張ることにしている。


キッチンに立って夕食を作っても風呂に入り終えてもなお、気持ち良さそうに眠る悠月を見て、
なんだか僕も眠くなってきたので、悠月に自分の手を絡めて眠りに付いた。

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