Five LOVE☆
「か…ずっ…!」


私の唇を割って、和之の舌が入ってきた。


それと同時に…何か液体のようなものも入ってくる。

飲み込んでみると、それは水だった。


「ふふ。
喉渇いたでしょうから。
ついでに…解熱剤も飲ませました。」


「ありがとっ。」


「悠月…
浴衣…大変なことになってますよ?」


和之にそう言われて自分で自分を見てみると、
浴衣の帯がすでに解けていた。


「きゃあっ!!」


「それ、脱がせてあげましょうか?クス…」


「熱上がるからいいっ!」


そう言って…拗ねたように和之に背を向けて…布団に入る。


「ホント、悠月は真面目だね?
冗談の通じない子。
病人に手は出しませんよ?」


そう言って和之は、私の頬にそっとキスをしてから、眠りについた。


和之…わかってやってるの?


私が…


ドSな和之と優しい和之のギャップに弱いこと…///

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