Five LOVE☆
朝目覚めると、和之がそっと私の頬を撫でていた。


「和之…」


「悠月、おはよ。」


「おはよっ///」


「バッチリ見てましたよ?よだれ垂らして寝てるとこ。」


「えぇっ!!
サイアク~!」


「冗談です。
拗ねてたら可愛い顔が台無しですよ?」


「うん…」


そう言った私の額に手を当ててくる。


「熱は…もうないみたいですね。」


「良かった。
和之の看病のおかげだよ?ありがとう。」


「お礼言われるほどのことは…
してないですよっ…//」


あれ?

Sな和之が…珍しく照れてるっ…
可愛い//。


「悠月。
着替えて一緒に朝食食べに行こうか。
食べられる?」


和之の問いに大きく頷いて、下のレストランに行く。

「具合良いと…結構食べるんですね。
太りますよ?」


横でそんなことを言う和之を軽くどついて、
黙々と食べ進める。


あぁ、美味しかった。


チェックアウトを済ませて、バスに乗り込んで向かった先は、
伊丹半島。
海岸とか岬とか…
海がいっぱいあってすごくキレイだった。

次に、昭和新山を見に行って、
洞爺湖サミットが行われた会場であるホテルに泊まる。

この会社のどこにそんなお金があったんだ…?


「すごーい…」


和之と2人で、部屋から見える景色に脱帽。


部屋からは、洞爺湖が一望できた。


「和之…すごいね…」


「今度、2人で来ようか?」

「うんっ…」


そう言って…唇を重ねようとしたとき…


「悠月~!
露天風呂入りに行こっ!」

私の友達である愛花が乱入。


「お邪魔しちゃった?
なんかごめーん。」


「続き…また夜ね?」


耳元でそう囁いてきた和之に、小さく頷いてから、大浴場に向かった。


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