Five LOVE☆
奇跡的に私たちしかいなかったため、
思いきり浴槽に飛び込んだ。


「いぇーいっ!!」


「こんなことしたの、久しぶりかも(笑)」


高校のときの修学旅行以来かも。


「なんか、開放的だね~。」


確かに、愛花のいう通り、大浴場しかないこの空間がすごく開放的で…
外は自然がいっぱいで。

かなり落ち着く。


「露天風呂行こうよっ!
男女入れ替え制らしいから!」


そう言う愛花に付いていく。

さっきは窓越しだった自然がすごく間近にあって…

沈みゆく夕日を眺めながら2人でいろいろ語った。


「前から思ってたけど、悠月、スタイルいいよね~。
胸あるし。」


「そんなことないって…//」

そんなこと…和之にも同性の友達にも言われたことないから、なんか恥ずかしいよ…


「和之くんのおかげでしょ?
いいなぁ、ラブラブで。」

「そんなことっ…
だって和之なんてそんなこと一言もっ…//」


って…私のバカっ!!

なんでこんなこと友達に語ってるんだよ~っ…//


「言わないだけじゃない?」

そういえば…今日なんか…私がバスの中で暑かったから上に着てたシャツ脱いだら、私が眠ってる間に着させられてたんだっけ。


「冷房効いてるし…」


とか最初は言ってたけど…

「相変わらず鈍いですね… 他の男に肌見られたくないんですよ…
僕の女なんですから。
例えプロデューサーでも…嫌なんです。」


って言われたっけ…


「大事にされてるじゃん。 幸せなことだよ?
ところで…結婚とかはしないの?」


唐突に聞いてくる愛花。


「もうっ…//愛花!
和之に聞こえてたらどうするのっ…」


「ごめーん。」


ほんの少しだけ、愛花と語った後に黒スゥェット生地のマキシ丈ワンピを着て浴場を出た。



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