Five LOVE☆
元の服に着替えて、部屋に戻る。


さっき貰った婚約指輪を、月の光に照らしてみる。


「素敵…
でも…和?
この指輪…お…お高いんじゃ…?」


「ふふ。
気にしないでいいんです。他ならぬ悠月のためですから。
それに…プログラマーって結構稼げるものなんですよ?」


笑顔でそう言う和。

この笑顔…あと何回見れるんだろう。


「離れ離れですよ?
明日には、もう。」


明日なんて…急すぎる。


「んっ…」


和を思いっきり抱き寄せて、唇を重ねる。

和と付き合ってから、自分からなんて…
一度もしたことなかった。
さすがの和も、ちょっと呆気にとられていた。


「ゆ…悠月?
僕にそんなことするなんて…分かってますか?」


「明日から…離れ離れでしょ?
だからこそ…なのっ…
いっぱい…愛して?
和っ…///」


私がそう言うと、クスリと笑って、
ベッドに倒して愛してくれた。


「ゆづっ…
ウェディングドレス姿、襲いたくなるくらい…
可愛かったですよ?」


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