Five LOVE☆
その夜、由起子ちゃんの親戚の叔母さんが経営しているというホテルで祝賀会。もちろん、奈留の準優勝を祝って。
支配人の伊達 朝香さんは、雰囲気が出ると言って、普段はしないというバルコニーまで開放してくれた。
皆結構呑んでいた。
奈留なんて、お酒に強くないくせに3杯目を呑もうとしていた。
俺は…奈留の腕をそっと引いてバルコニーへと連れ出す。
「呑みすぎんなよ?
弱いんだから…」
「ねぇ…雅志…言ってたよね?
大会直前に、いい結果出せたらご褒美あげるって…
何?」
確かに…言ったけど…
よく覚えてるな…
酔ってきているのか、奈留の頬が赤い。
早く言わないとヤバイな…
「覚えていない」じゃ、済まされないことなんだから…
「目ぇつぶらなきゃあげないよ?」
そう言って、彼女に目を閉じさせる。
そして…そっと肩を抱いてから強く唇を重ねる。
奈留…ホント細いよな… 身体もだけど…指も。
そう実感する瞬間。
「目…開けてみ?」
「…えっ…」
絶句している奈留。
当然だろ。
奈留の薬指には…
俺の…愛の誓いの証。
「奈留…
絶対幸せにするから。
結婚しよう。」
綺麗で大きな瞳から涙を流しながらひたすら縦に頷く俺の世界で1番大事な彼女。
その涙を拭ってやって…ぎゅっと抱きしめる。
「返事は?」
「私でいいなら…喜んでっ!!」
何度も…唇を重ね合った。
支配人の伊達 朝香さんは、雰囲気が出ると言って、普段はしないというバルコニーまで開放してくれた。
皆結構呑んでいた。
奈留なんて、お酒に強くないくせに3杯目を呑もうとしていた。
俺は…奈留の腕をそっと引いてバルコニーへと連れ出す。
「呑みすぎんなよ?
弱いんだから…」
「ねぇ…雅志…言ってたよね?
大会直前に、いい結果出せたらご褒美あげるって…
何?」
確かに…言ったけど…
よく覚えてるな…
酔ってきているのか、奈留の頬が赤い。
早く言わないとヤバイな…
「覚えていない」じゃ、済まされないことなんだから…
「目ぇつぶらなきゃあげないよ?」
そう言って、彼女に目を閉じさせる。
そして…そっと肩を抱いてから強く唇を重ねる。
奈留…ホント細いよな… 身体もだけど…指も。
そう実感する瞬間。
「目…開けてみ?」
「…えっ…」
絶句している奈留。
当然だろ。
奈留の薬指には…
俺の…愛の誓いの証。
「奈留…
絶対幸せにするから。
結婚しよう。」
綺麗で大きな瞳から涙を流しながらひたすら縦に頷く俺の世界で1番大事な彼女。
その涙を拭ってやって…ぎゅっと抱きしめる。
「返事は?」
「私でいいなら…喜んでっ!!」
何度も…唇を重ね合った。