Five LOVE☆
奈留の祖父母の墓場は、意外にも病院から近いところだった。
奈留のお参りを見送って、一緒に墓場を出たところで、俺の携帯が鳴った。
「もしもし、葦田です。
はい、はい…わかりました…!」
本来は、奈留の付き添いに俺が岐阜に出張した際に会った先生が行くはずだった。
だけど、急きょ、その先生に用事が出来てしまったため、俺が行くように頼まれたのだ。
聞いてねぇよ…
奈留にじゃあ、頑張れよ!車、使って行っていいから!!
と声をかけてから、病院まで走った。
急いで旅行のときのキャリーバッグを引っ張り出し、病院を出ようとしたとき、目の前にヘリが。
乗っていたのは、旅行のときにお世話になった、使用人さん。
「参りましょう。」
ヘリに乗って、空港まで行く。
搭乗手続きは済ませてあるから、手荷物&身体検査だけやればいいらしい。
検査を終えて、奈留を探す。
黒地にピンクの花柄ワンピに、ベージュのズボンに茶色のスエード靴を履いた彼女。
丁度、搭乗口から、飛行機に乗り込む直前だった。
後ろからギュッと抱きしめて、彼女の名前を呼ぶ。
「なーる」
ぎゅっ…
涙で濡れた瞳を、俺に向ける。
「ま…さし?
何で…」
「来ちゃった。
ホントは来ないはずだったんだけど、
付き添いのまぁ…岐阜での研修でお世話になった人が急きょ来れなくなったから、代わりに俺が…ね?」
サプライズ…成功。
奈留のお参りを見送って、一緒に墓場を出たところで、俺の携帯が鳴った。
「もしもし、葦田です。
はい、はい…わかりました…!」
本来は、奈留の付き添いに俺が岐阜に出張した際に会った先生が行くはずだった。
だけど、急きょ、その先生に用事が出来てしまったため、俺が行くように頼まれたのだ。
聞いてねぇよ…
奈留にじゃあ、頑張れよ!車、使って行っていいから!!
と声をかけてから、病院まで走った。
急いで旅行のときのキャリーバッグを引っ張り出し、病院を出ようとしたとき、目の前にヘリが。
乗っていたのは、旅行のときにお世話になった、使用人さん。
「参りましょう。」
ヘリに乗って、空港まで行く。
搭乗手続きは済ませてあるから、手荷物&身体検査だけやればいいらしい。
検査を終えて、奈留を探す。
黒地にピンクの花柄ワンピに、ベージュのズボンに茶色のスエード靴を履いた彼女。
丁度、搭乗口から、飛行機に乗り込む直前だった。
後ろからギュッと抱きしめて、彼女の名前を呼ぶ。
「なーる」
ぎゅっ…
涙で濡れた瞳を、俺に向ける。
「ま…さし?
何で…」
「来ちゃった。
ホントは来ないはずだったんだけど、
付き添いのまぁ…岐阜での研修でお世話になった人が急きょ来れなくなったから、代わりに俺が…ね?」
サプライズ…成功。